『宮河家の空腹』アフレコインタビュー2/3ページ 前のページ次のページ

――初めてメインキャラとしてアフレコを経験されて、いかがでしたか?
島形 恐縮することばかりでしたが、先輩声優や監督さん、プロデューサーさんや音響監督の方など色々な方に、やさしくご指導頂きました。私は夢を追いかけて、脱サラして劇団の研究所に入った時に、ここでは話せないような貧乏なことが次々と起きたんです(笑)。ひなたおねぇちゃんが、私を見つけてくれたような気がするので経験を生かしたいですね(笑)。でも、貧乏が不幸せではなく、今がどれだけ幸せか感じることが大切だということをおねえちゃんから教わることも多いです。

川崎 私は何もかもが初めてなのでおねぇちゃんよりも恐縮して、全てに遠慮して恐れて演技してしまったんです。でも色んな先輩方に「台本からセリフが変わってもいいくらい気持ちを込めてやれば、そのセリフがちゃんと言える」とアドバイスを頂きました。実際、一緒に収録された小神あきら役の今野宏美さんが叫んだ時空気が変わりましたね。本当に色々と伝授してくださって、すごく嬉しかったです。

――ご自身のキャラクターに抱いているイメージや魅力についてお話し下さい。
島形 お姉ちゃんは浪費家で、すぐに自分が好きなものをいっぱい買ってきちゃうんですけど、自分に甘いだけじゃなくて、他のゲームやアニメに夢中な人たちにも「それでもいいじゃない」と許しを与えている感じがします。子供は「ゲームやアニメで遊んでばかりいたら駄目」などと言われがちですが、「それで幸せになっているんだからいいじゃない」と見せてくれている気がします。

川崎 ひかげちゃんは小学生ということもあって喜怒哀楽がはっきり出て、おねぇちゃんに思ったことをしっかり伝える、その一方でおねぇちゃんに慰められると頼ってしまう素直な可愛い女の子なんです。実は私自身はオタクで、DVDボックス、ラノベ、マンガは出たら妥協せずに買ってしまうため、おねぇちゃんの方に共感できてしまいます(笑)。でもこの作品をやる時は、おねぇちゃんの浪費を許さないひかげちゃんの気持ちでいこうと思います(笑)。
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